渡辺克巳写真展行ってきました:新宿駅 街はぴライター 投稿記事

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渡辺克巳写真展行ってきました
【文化・歴史】【新宿】
ming-tee」さんによって書かれた記事です。
この記事は19はぴです。
         
前回の記事で紹介した、渡辺克己写真展に行ってきた。何百枚(千枚近く?)あるのか分からないけど、壁一面に飾られた大小さまざまな写真には1960年代ころから現在に至るまでのさまざまな新宿の風景、人々が収められていた。そしてところどころにいくつかの著書に書かれた渡辺氏の文章が載せてあって、何人かの被写体にまつわるエピソードや思い、そして自分自身のことが書かれていた。

写真展を見るというより新宿の歴史を見ているような気がする。2000年ころの写真もあるから、一時社会現象になって今では見ることのないコギャルたちの写真もあるし、もっと最近の若者の姿もある。だけど不思議なことにそういった写真にすら、どこか深いノスタルジーを感じさせるものがあった。つまり、60年代の写真と現代のとで写真から出てくる雰囲気はそれほど変わっていないということ。でも2003年頃からの写真はなんだか事件現場を撮ったりと、殺伐としたものが多い気がした。もうすでに病気で、流しで街を歩き回ることができなかったのかな。自分が見たやつで最新の写真は2004か05年の1月に撮られたやつ。新宿ではなく、場所は他の駅のホーム。写真からは駅名がよく分からなかったが、祖師ヶ谷大蔵駅のホームだと思う。

どの写真も説明ができないくらい感動した。写真を通して被写体や渡辺氏となにかを共有しているような感覚にとらわれたんだけど、それがなんだかよく分からないし単なる思いこみなのかもしれない。それから、どんなことに対しても才能や努力よりももっと重要なものがあるなって、彼の作品から教えられた気がする。愛ですよ、愛。おれが言うと嘘くさいな。

美術館は青山にあり、新宿からそう離れていないのになぜか遠く感じられた。無性に新宿に戻りたくなり、美術館を出てすぐ新宿へ向かった。といっても戻ってそこに何もあるわけでなく、いつものような風景。安らぎを覚えるわけでも興奮するわけでもない。もう完全になじんでしまったっていうことなのかな。つまり下北同様おれにとって、そこにいるのは当然の場所ってことなんだろうね。

写真展は一回入場券を購入すれば、同じティケットで何回でも入場できます。また、行きます。

写真展は4月20日まで。新宿が好きな人はぜひ。
詳細はこちら

掲載日付:2008/03/06
沿線ライター:ming-teeさん
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